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清の道光年間（1821-1850）に許関から出た。中輪一文字咲、収根放角緊弁の荷形水仙弁、中彙は分窠観音兜執圭舌。葉は少し幅広の中立葉で先端が垂れない。舌の容は様々で、典型的な執圭舌の花もあれば、劉海舌や如意舌の花もある。中彙が合背観音兜捧になると如意舌で咲くようだ。花に十分栄養が回れば大体執圭舌で咲くようだが、少し草勢が弱いと劉海舌や円舌に近い形で咲いてしまうようだ。 この元字がどういう訳か南陽梅で流通している。戦前に出版された蘭華譜には正しく元字として紹介されており、蘭華譜に記載されている南陽梅は全く別種であり、当時日本には渡来していない。それが戦後の復興と共に再開された中国蘭趣味の中でいつの間にか南陽梅にすり替わってしまったようだ。これは何とかして元に戻すようにしたいものだ。 |
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034-2014 |
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