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梅弁咲の素心新花。三弁収根、緊辺、平肩咲、捧心は分頭合背、硬蚕蛾兜もしくは硬兜、劉海舌は先が尖る三角形をしている。
今世紀に入ってから出された中国の蘭書、蘭蕙宝鑑によれば、1996年秋に浙江湖州の王阿海が翌年の蘭展のため集めた山取り春蘭の中から翌春3月に開花、同じ湖州の蘭人馬如梅先生がこの花を見、過不足無く十分に満足できる名花だとして「知足」の名を与えたとされる。確かに梅弁の素心としては最上のものだと思われる。 意外と凝りやすい花で、肥料や潅水などにより強く凝ると水仙弁に咲く。本来の柔らかい梅弁に咲かせるのが意外と難しく、少し勢いが落ちた状態の方が良い花に咲くようだ。 |
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